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M712 カッパーヘッド : ウィキペディア日本語版
M712 カッパーヘッド

M712 カッパーヘッドレーザー誘導形式の砲弾である。これは155mm口径の火砲から発射され、翼によって弾道を安定させる。この榴弾の主な目標は装甲化された小型標的、つまり戦車自走砲、もしくは他の価値の高い標的である。この砲弾はM114 155mm榴弾砲M109 155mm自走榴弾砲M198 155mm榴弾砲、またM777 155mm榴弾砲といった異なる砲兵部隊から発射可能とされている。この砲弾の最短射程は3km、最大射程は16kmである。
== 説明 ==
カッパーヘッド砲弾の全重は62.4kg、全長は140cmであり、これは従来の155mm砲弾よりも長く重い〔http://www.ausairpower.net/SP/DT-SPH-0705.pdf〕。
弾頭は6.69kgのコンポジションBによる成形炸薬を充填して構成される。
カッパーヘッドを作動させるには、標的がレーザー照射装置によって照らされている必要がある。一度レーザー信号を検知すると、砲弾に内蔵された誘導システムが、砲弾を目標へ誘導するために操舵ベーンを操作する。カッパーヘッドの誘導ロジックは(1)光学システムがいつでも目標を検知可能であること、(2)ひとたび目標が検知された際に、目標に命中するべく機動するための充分な時間と速度があること、これらを保証するよう設計されている。弾道飛行中のカッパーヘッドは、その軌道の重要な箇所にあってはよりも下を飛んでいなければならず、砲弾を十分に誘導可能な時間的余裕のある目標が捕捉された際には、視程も充足された状態でなければならない。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「M712 カッパーヘッド」の詳細全文を読む



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